LET IT BE

 ここまで色々と準備をしてきたので、旅がはじまったら細かいことは気にせずにLET IT BE 精神でいた方が旅を楽しむことができます。もう流れに身を任せるのです。ただし、危険な目に合わないために取るべき、あるいは取るべきでない行動は押さえておく必要があると思います。私は、今まで18カ国をソロ旅してきましたが、1度も危険な目にあったことがありません。じゃあどんなことに気をつけているのか。それを紹介します。

*ただし、これさえ守っていれば安全というわけではないので、ソロ旅に行く際はその時々の状況に合わせて自己責任で行動をお願いします。

これはソロ旅で一番重要なことだと思うのですが、 「自分の身は自分で守る」です。つまり、「責任をかかえる」ということです。はっきり言って、日本に住んでいる時点で自分は平和ボケをしていると考えるべきだと思います。例えば、極端な例ですがカザフスタンに行った時にタクシーに乗りました。カザフスタンでは英語が通じず、筆談で目的地まで連れて行ってもらうようにお願いしたのですが、やはり女子一人でタクシーに乗るのは不安でした。何かあった時はすぐ車から降りられるようにバックパックを背負ったまま乗車したり、あらかじめ目的地の方角を頭に入れその方向に車が進んでいるか確かめたり、車窓を眺めてひと気のない場所を走ってないか常に確認したりしていました。危険な目にあった時に、人を責めても何にもなりません。だから、常に自分の身は自分で守れる状態にしておくことが大切です。

「君子危うきに近寄らず」という言葉があるように、どの国に行くにしても控えた方がいいことがあります。例えば、

  1. 夜遅くに出歩く 
  2. 人通りの少ない、暗い道を歩く
  3. 持ち物を目の届かない所に置く

①基本的に、夜の行動は控えた方がいいでしょう。それは、飛行機で現地に到着する時も同じです。最近では24時間営業の空港も多いですが、なるべく深夜に到着する便は選ばない方が懸命です。どうしても深夜便になる場合は、少し値段が高くても空港内あるいは空港直結のホテルに宿泊しましょう。

②観光の際には明るいうちでも極力人通りの多い、明るい道を選んで歩くようにしましょう。リスクを回避することと何かあった時に周りの人に助けてもらえるからです。

③席をとるために持ち物を置かないことはもちろん、街中を歩いている際にもカバンはなるべく自分の体の前に持ってくるようにして、スリ対策をしましょう。

 外国に行くと開放的な気持ちになってたまに忘れてしまうのですが、ここは日本ではない、だから日本の常識は通用しないということです。ときおりその視点に立ち返って行動してほしいのです。私は外国に行くときは、なるべく観光客感を出さずに、現地の人がとっている行動を注視して真似ています。

 折角外国に来たのだから、現地のやり方や常識をあっさりと迎い入れて、その違いを楽しみましょう。ここではこんなことも許されるんだ!と色んな発見があります。

 外国でソロ旅をしていると自分のことを知っている人はいないので、なりたい自分になれます。だから、行動を変えてみましょう。いつもの自分だったらしないようなこと(危ないことを意味しているわけではない)に思い切って挑戦してみると、新たな自分や友人に出会えるかもしれません。

 旅をしている最中には、本当に多くの刺激を受けます。その刺激に対して自分はどう感じたのか、考えたのかをじっくり振り返ると自分への理解が深まります。私はソロ旅の際は必ずノートを持って行って、自分が感じたことなどを時間がある時にまとめたりしています。それをあとで見返すのも楽しみの一つです。