現在滞在している牧場には、オーストリア人2人とドイツ人2人、そして私の5人のヘルパーがいます。そこで、私にとってショッキングなできごとがありました。今日はそのお話です。
この牧場では、午後は大体15時頃まで働きます。その日、私が芝刈りの担当で、必要な箇所が終わっていなかったので15時過ぎても作業を続けていました。すると、オーストリア人の一人が「いつになったら終わる?」と聞いてきたので、「芝刈りを終わらせたいから、私のことは気にしないで。」と伝えました。すると、「君が終わりにしないと、僕たちも終わりにできないんだよ。」と言われたのです。それを聞いて私がものすごくショックを受けました。日本では「がんばること」がよしとされていて、一生懸命にやっていることを悪く言われたことはあまりなかったように思います。
こういう出来事があると「異文化との遭遇だ」と感じます。どういうことかというと「異文化交流」とか「異文化体験」とかいう言葉を聞くといかにも楽しそうなイメージをもちます。しかし、本当の意味で異文化と遭遇した時って結構恐怖を感じるものだと私は思います。なぜなら、異文化を理解するということは今まで自分の中にあった当然の価値観を揺さぶる必要があるからです。例えば今回の出来事も、彼の一言で私は自分の中にある「勤勉=よい」という価値観を見直す必要が出てきました。そしてその上で自分はどうしたいかということを考えて自分の行動を選ぶことになります。
似たような価値観の中で長らく生活していたのでこの「恐怖」を久しぶりに感じたなと思った出来事でした。
また、子どもに話をするときは自分はこの価値観が大切だと思うから話しているということ、その価値観は数ある中の一つの価値観だということを明確にしたいと改めて思いました。
結局、この日芝刈り作業は中断し次の日に終わらせました。







コメントを残す