さて、前回はヤギ牧場の様子についてレポートしました。
搾乳作業中に牧場主のRasmus(ラスムス)さんにお話を伺いました。

でも、ノルウェーでは中々ヤギミルクが売れず、赤字にあることも多々あるんだよ。
???
でもノルウェー人はブラウンチーズが好きで大量に消費していますよね?現に、昨日まで私、ブラウンチーズを作っててヤギのミルクを死ぬほど眺めていましたもん。

でもブラウンチーズを作るときに、ヤギミルクを使いますよね?それでも赤字になるんですか?

ノルウェー人はヤギミルクで作られたブラウンチーズなどの加工食品はよく食べるけど、ヤギミルクを飲む人は少ないんだよ。
なるほど、そういうことか。あとで、スーパーマーケットのミルクコーナーに行ってみましたがやはりヤギミルクは見つけられませんでした。


でも、ヤギのミルクは健康にいいって先程おっしゃってましたよね?だとしたら、なんでノルウェー人はヤギミルクを飲まないんでしょうか?

そうなんだよ。ヤギのミルクは質の高いプロテインが多く含まれているし、どんな動物の赤ちゃんにも与えることのできるものなんだよ。人間にもだよ。それから、牛乳アレルギーの人っているけど、ヤギミルクではそういうことは起きないんだよ。
ますます、???が深まります。

実は2005年から2007年にかけて、ノルウェーでヤギの疫病が発生し、大量に駆除をしたという歴史があるんだ。それで悪いイメージを持った親世代が子どもにヤギミルクを飲ませなかったから、今の若い人もヤギミルクを飲まない人が多いんだよ。
それからミルクだけでなくてヤギの肉もみんな食べたがらない。
昔のノルウェー人の生活はヤギによって支えられていたからとても残念だね。
なんと、そういうことなのか。
…でもじゃあ2005年以前はどうだったのだろう?それまでにヤギミルク文化が根付いていれば、疫病の根絶とともにまた消費されることになるんじゃないのかな?
…と、ここで時間切れ。
ラスムスさんの話を聞くと、家畜としての牛は確かにヤギよりも扱いが大変ですが、ミルクもお肉もいただけるし、無駄なく命をいただける家畜なのかもしれないと感じました。
ちなみに、現在ラスムスさんはヤギミルクの普及を目指して色々なところと協力しながら活動をしているそうです。
このヤギ農家の現状や葛藤をノルウェー人たちは知っているのだろうか?そして、この事実に対してどのような考えを持っているのだろうか?
これから出会うノルウェー人に聞いてみよう。







ヤギって牛に比べて扱いやすそうでいいですね。